最近の投稿

筋肉

7月の営業日のお知らせ🍉

近年、「フレイル(虚弱)」という言葉が注目を集めています。
特に高齢者にとって、フレイルの予防と対策は健康寿命を延ばすうえで非常に重要です。
この記事では、自費リハビリ施設の理学療法士の視点から、フレイルの基礎知識と予防方法を分かりやすく解説します。
フレイル(frailty)とは、年齢とともに筋力や体力、認知機能などが衰え、「健康」と「要介護」の間の状態を指します。
▼フレイルの特徴:
筋力の低下(サルコペニア)
疲れやすくなる
活動量が減る
食欲低下や体重減少
軽度の認知機能の低下
社会的なつながりの減少(社会的フレイル)
このような状態が進行すると、転倒や骨折、認知症、要介護状態につながる可能性が高まります。
フレイルの大きな特徴は、早期発見・早期介入により回復が見込めるという点です。
つまり、今の生活を少し見直すだけで、健康な状態に戻れる可能性があるのです。
以下の5項目のうち、3つ以上が当てはまると「フレイル」と判定されることがあります(J-CHS基準)。
体重減少(半年で2〜3kg以上の減少)
疲れやすさ(何をするにも疲れる)
歩行速度の低下
握力の低下
身体活動量の減少
「最近ちょっと疲れやすくなった」「外出の機会が減った」と感じている方は、フレイルの入り口かもしれません。
筋肉の材料となるたんぱく質(肉、魚、大豆製品など)を意識して取りましょう。
ウォーキングやスクワットなど、筋力維持・向上を目的とした運動が効果的です。
理学療法士によるリハビリや個別運動指導も有効です。
趣味活動、地域のサロン、デイサービスなどを利用して、人と交流する機会を持ちましょう。
仙台あったかリハビリセンターでは、フレイル予防・改善に向けて以下のようなサポートを行っています:
理学療法士による個別評価と運動プログラムの提案
食事や生活習慣のアドバイス
転倒予防トレーニング
日常生活の動作改善
社会参加への支援(通所の動機づけなど)
「少し体力が落ちたかも」「このまま年をとるのが不安」という方は、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせたサポートで、自分らしく元気に過ごせる毎日を一緒につくっていきましょう。
フレイルは、年齢に伴って誰でも起こりうる状態ですが、早めの対策で予防・改善が可能です。
ご自身やご家族の健康を守るためにも、日常の小さな変化に気づき、適切なサポートを受けましょう。