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リハビリにおける目的別の筋力トレーニング

筋力トレーニングと一言で言っても、その方法は「何を目的にするか」で大きく変わります。

仙台あったかリハビリセンターでは、お一人おひとりの身体状態や生活目標に合わせて、最適なトレーニング方法を選択していきます。

① 筋肥大(筋肉を太くする)

筋肉を大きくし、見た目のボリュームやパワーを高めることを目的とします。10回前後で限界となるやや強めの負荷を使うのが一般的です。リハビリにおいては、筋肉を太くするだけでなく、筋力低下を予防し「動ける体」を維持するために有効です。

② 筋持久力(疲れにくい筋肉をつくる)

日常生活での歩行や階段昇降など、「長く動き続ける力」を養う目的です。20回以上行える軽い負荷で回数を重ねるトレーニングが中心となります。高齢者の転倒予防や、長時間の外出に耐えられる体づくりに役立ちます。

③ 最大筋力(瞬間的な強い力を出す)

重たい物を持ち上げる、立ち上がる、といった動作で必要となるのが最大筋力です。1〜5回で限界となるような高負荷を用いることが多いですが、リハビリでは安全を考慮し、段階的に強度を調整していきます。

④ パワー(素早く力を出す能力)

「力 × 速さ」を高めることで、つまずいたときに素早く足を出すなど、反応の速さにつながります。軽めの負荷で素早い動作を行うトレーニングが効果的です。高齢者の転倒予防に特に重要な要素です。


筋力トレーニングは、目的に合わせて正しく行うことで、安全かつ効率的に効果を得られます。

当施設では、「筋肥大・筋持久力・最大筋力・パワー」の4つの視点からプログラムを組み立て、お客様に最適なリハビリを提供しています。