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冬に増える転倒事故 ― 筋力・バランス低下を防ぐコツ
パーキンソン病と姿勢
冬は一年の中でも 転倒によるケガが増える季節 です。
「滑りやすい路面」だけでなく、寒さによる筋肉のこわばりや活動量の低下も大きな要因です。特に高齢者では、転倒が骨折や寝たきりにつながることもあり、早めの対策が欠かせません。
気温が下がると血流が悪くなり、筋肉がスムーズに働きにくくなります。歩幅が小さくなり、つまずきやすくなるのが特徴です。
「寒いから外に出ない」「家でゴロゴロしがち」という生活が続くと、脚力やバランス能力が急速に低下します。
意外と多いのが室内転倒。
・こたつ周囲
・湿った床(キッチン・脱衣所)
・厚着での動きづらさ など、室内でもリスクは潜んでいます。

特別な運動ではなく、続けやすく効果的な運動が大切です。
● 椅子からの立ち上がり(スクワット)
膝や腰に合わせて回数を調整すれば、安全に脚力が鍛えられます。
● かかと上げ・つま先上げ
ふくらはぎやすねの筋肉は歩行の安定に直結。転倒予防に効果的です。
● 片脚立ち(つかまり立ち可)
左右10〜20秒ずつ。転倒しやすい方は支えを使って安全に。
● 方向転換の練習
急に振り返る動作が苦手な方は、ゆっくりした方向転換を繰り返し練習すると安定します。
猫背になると視野が狭くなり、つまずきやすくなります。
・胸を開くストレッチ
・肩回し
・股関節ストレッチ
を毎日少しずつ取り入れるだけで歩行が安定します。
室内の段差や敷物を減らす
玄関や廊下の照明を明るくする
濡れやすい脱衣所・キッチンに滑り止めマットを敷く
布団からの立ち上がりをゆっくり行う
冬は厚着で動きづらいので、室内は暖かく保つ
筋力・バランス・姿勢・生活環境の見直し、冬の転倒を防ぎましょう!
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