ご自宅で行う口腔ケア
以前、脳梗塞と歯周病についてのコラムを載せました。
今回はあったかデイサービスの歯科衛生士さんの『ご自宅で行う口腔ケア』についてのお話です。
口の中は常に唾液で湿っており、体温程度のぬるい温度に保たれています。
また、食べ物の入り口であり、細菌にとっても養分が豊富なため、住み心地の良い場所になっています。
歯周病の菌はネバネバした膜状になり、歯面や粘膜に貼り付き停滞します。
そのため、軽くうがいをした程度では落とす事が出来ません。
歯を磨くときは
① 歯と歯茎の境目をマッサージするように磨く
② 1~2本ずつ、小刻みに磨く
③ 鉛筆を持つときの持ち方と力加減で磨く
これらのコツを意識しながら磨きましょう。
痛くなくても出血する時は、ブラッシングをやめる必要はありません。
出血は歯肉の炎症のサインの一つですので、細菌の混ざった血液を優しいブラッシングで徐々に排出させる事で、少しずつ改善していく事が大半です。