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パーキンソン病と姿勢
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パーキンソン病では「動きにくさ」や「震え」が注目されがちですが、実は姿勢の変化も非常に大きな特徴の一つです。多くの方が、病期の進行とともに背中が丸くなったり、身体が前に傾きやすくなったりします。こうした姿勢の崩れは、歩きにくさや転倒リスクの増加につながるため、早い段階から姿勢へのアプローチがとても重要です。
パーキンソン病では、筋肉のこわばり(筋固縮)やバランス反応の低下が起こりやすくなります。
その結果、
背中が丸まりやすい
首が前に出る
骨盤が後ろに倒れる
立ち上がりにくくなる
といった姿勢の変化が少しずつ現れてきます。
姿勢の崩れは自覚しにくいため、気づいた頃には定着してしまっているケースも少なくありません。
姿勢が悪くなると、次のような問題が起こりやすくなります。
歩幅が小さくなる
つま先が上がりにくくなり、つまずきやすい
背中が丸くなり呼吸が浅くなる
疲れやすい
転倒リスクが上がる
姿勢の崩れは活動量を低下させ、さらに筋力低下を引き起こす悪循環にもつながります。
パーキンソン病はゆっくり進行する病気ですが、初期の段階から姿勢の崩れが始まっていることが多いと言われています。
特に、
まだ歩行が保たれている時期
生活に大きな支障が出ていない時期
この段階で正しい姿勢・動きを身につけておくことで、将来の姿勢の崩れや歩行障害を大きく減らすことができます。
「まだ大丈夫」と感じている時期こそ、姿勢づくりの始めどきです。
姿勢が整うことで、歩きやすさや疲れにくさが向上し、生活の質が大きく変わります。
ご自身の姿勢や歩行に不安がある方は、ぜひ早めにご相談ください。

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