歯周病と脳梗塞
歯周病は口の中の病気ですが、実は全身に悪影響を及ぼすことはご存知でしょうか?
中でも特に重大なのが、歯周病の人はそうではない人の2.8倍脳梗塞になりやすいそうです。
歯周病は、歯垢と呼ばれる細菌が原因です。
食べ物や飲み物を口にすると、歯には汚れが付きます。
付着した汚れは歯を磨くことで落としますが、中には落としきることができないものもあります。その歯磨きが不十分な部分に付着するネバネバした黄白色の粘着物が歯垢です。
歯垢が溜まると、歯茎に炎症が生じ歯茎は腫れて出血するようになり、歯周病が発症します。
歯周病の原因となる菌は
動脈硬化を誘導する物質を産生し、血管の内部にプラークという沈着物を生じさせます。
このプラークがはがれることで、血管が詰まってしまうのです。
脳の血管でこれが起こることで、脳梗塞になってしまいます。
歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能だそうです。
日々の口腔ケアをしっかり行い、全身の健康につなげましょう。