車イスの介助方法
車イスは、歩行が困難な方が安心して移動できる手段です。
しかし、間違った使用方法では車いすからの転落や、車いすごとの転倒、手足や服などを巻き込んで骨折等のケガをする事もあります。
今回は車イスの介助についてお伝えします。
車いすは、グリップ(持ち手)を握って押します。
動く際には介護者は次の行動を事前に知らせる声掛けをして下さい。
坂道を上がる時には前向き、下る時には後ろ向きで進みます。
段差を上るときは、
①段差の手前でティッピングバー(車イス後方下にあるバー)を踏む事で前輪を浮かし前輪を上の段に上げる
②前進し後輪を段差に密着させる
③グリップを前上方へ持ち上げ後輪を段差上へ上げます。
段差を下る時は後ろ向きになり、
①後輪を段差に沿ってゆっくり下ろし
②後輪が下りたらティッピングバーを踏み前輪を浮かしそのまま後進
③段差に足がぶつからない場所でゆっくり前輪を下ろします。