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疾患別リハビリ パーキンソン病

01.パーキンソン病とは

パーキンソン病という疾患は、脳神経の黒質のドーパミン神経細胞の変性を主体とする慢性進行性の神経難病です。50~65歳に発症年齢は多いですが、高齢になるほど発病率が増加します。40歳以下で発症するものは若年性パーキンソン病と呼ばれています。

パーキンソン病は手足・腕のふるえ(振戦)、筋強剛(筋固縮)、動作緩慢、姿勢保持障害が主な運動症状です。運動症状以外のものは非運動症状と呼ばれ、嗅覚障害、自律神経障害(便秘、起立性低血圧、排尿障害、夜間の頻尿)、睡眠障害、認知障害、幻覚、うつ、不安、無気力といった症状がみられます。

パーキンソン病の運動症状は、運動障害の見られる多くの神経疾患の中でも固有の特徴があります。

パーキンソン病とは

例として、日内変動と呼ばれる、一日の中で運動症状が変動するという特徴を有しています。変動が極端な例では、走っていたかと思うと徐々に動けなくなり、瞬きさえできずに体動が停止します。

この運動症状は、不可思議な性質があり、何らかの感覚的な手がかりにより改善することがあります。その為、段差が目印となる階段動作は昇り降りできるが、平地では目印がないために円滑に歩けずに車椅子で移動するといったことも見受けられます。

02.パーキンソン病の治療方法とは

現時点では、パーキンソン病を根本的に治療する方法こそありませんが、対症療法を中心に、症状を軽減し進行を遅らせることになります。代表的な治療方法として、①薬物療法 ②手術 ➂リハビリテーション(理学療法等)があります。

03.パーキンソン病のリハビリとは

まずは病院やクリニックでしっかりと診療を受けてください。パーキンソン病の進行は、運動機能の低下につながります。はじめは生活への支障としては少ないですが、徐々に疲れやすくなってきたり、長く歩行出来なくなったり、生活動作や家事動作にも影響が見られます。

症状が進行してからでは、筋肉をつけるのにも期間がかかります。症状が軽いうちからの定期的なリハビリで体の動かし方や姿勢、バランス能力を保ち、廃用症候群や二次障害(骨折など)を防いでいくことが必要です。

パーキンソン病のリハビリには パーキンソン体操、筋力増強運動、呼吸運動、嚥下練習、基本的動作練習、関節可動域運動、姿勢矯正運動、バランス練習、日常生活活動指導等があり、パーキンソン病の運動障害、特に歩行動作やバランス能力の低下などに対して、改善効果があると言われています。

パーキンソン病のリハビリ

04.リハビリ体験記

実際にリハビリを受けられている方の「リハビリ体験記」をただいま準備中です。

05.理学療法士からのメッセージ

パーキンソン病は慢性進行疾患ですので、進行してしまってからでは筋力や姿勢を戻すことに時間がかかってしまうため、初期からの筋力低下や姿勢変化の予防がとても重要です。進行してしまうと、パーキンソン病の症状だけでなく、転倒リスクも増加し、転倒による骨折なども考えられます。また、転倒への不安や疲れやすさ等から引きこもりがちとなり、一層体力や筋力が落ち、一層動けない身体となってしまう悪循環へと陥る危険もあります。

早期からのリハビリを実施することで筋肉の硬さや動きにくさを緩徐にすることが可能です。また、進行した方でもリハビリを行うことで現在より良くなることは可能です。当施設では、施設内だけのリハビリだけでなく、身体状況やご自宅の状況などを加味してご提案する自宅リハビリ課題で自主訓練のサポートもいたします。

また介護保険サービスをご利用されている方では、必要な場合には病院のソーシャルワーカー様や、ご担当のケアマネージャー様との連携を取らせていただき、情報共有を行いますのでご安心してご利用いただけます。仙台あったかリハビリセンターでは体験リハビリも実施しています。メール、電話にてご予約を承っております。

「お買い物に行くのが大変になってきた」「お友達と旅行等お出かけすることができなくなった」「身体が思うように動かなくなってきた」という方はご自身の身体の状態を知るためにも、ぜひ体験リハビリを受け、相談して頂ければと思います。ぜひ一度、仙台あったかリハビリセンターへご相談ください。

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